レビュー&抜粋:逆境ナイン第一巻
今日はふらっと立ち寄ったBOOKOFFでたまたま手に取って読んだ
逆境ナイン
っていう野球漫画で感動した言葉があったので、その言葉を抜粋したい。
ちなみに、逆境ナイン一巻のあらすじをここに記す。
主人公・不屈闘志 が所属する野球部は廃部寸前に追い込まれていた。
それもそのはず、地区予選のベスト4にすら入れない弱小の野球部だったのだ。
そんな不屈が、校長先生に頼み込んで地元の野球名門校・日の出商業に練習試合で勝利したら野球部の存続を認めると伝え、数々の逆境を乗り越えた末に迎えた当日、雨天で相手が試合を放棄したため、不戦勝となった。
試合を行わずして試合に勝ってしまったが、不屈の野球部は存続することとなった。
逆境ナインで感動した言葉
それはそれ これはこれ
不屈の野球部のマネージャーが、練習試合の前に相手の野球部にお弁当の差し入れをしたのだが、そのお弁当が腐っていたため相手チームは全員おなかを下してしまっていたのだ。それに対して不屈は罪悪感を持ちながら試合を続行していたのだが、監督にこの言葉を告げられた。
それはそれ!これはこれ!
一見単純な言葉であり、どうとでも解釈できるような言葉ではあるがその時罪悪感を持ちながら野球の試合を続行していた不屈の胸に刺さる強烈な言葉であったと思う。自分の野球部のマネージャーがお弁当を差し入れさえしなければ、あるいはそのお弁当が腐ってさえいなければ相手の野球部は体調を崩すことなく全力のパフォーマンスをすることができた。その相手に対して自分たちが勝つことは失礼なんじゃないか、と主人公・不屈は思ってしまっていたのだ。
しかし、何事においても勝負の世界はそこまで甘くない。たとえ相手がかわいそうであっても、勝負をしなければいけない時がある。そう監督は不屈の背中を押したのだ。
この病気になってから今まで、漫画一冊を読むこともままならなかったのだが、この漫画はなぜか一冊読み切ることができた。以前だったら熱血過ぎて手を取ることすらできないような類の本であるが、今日はそういった気持にはならず素直に読んでみようと思えたのである。