Les Mis.

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急性適応障害になった。

急性適応障害、との診断を受けました。

適応障害とは、何か精神的原因(主にストレス)により、自分の置かれている環境との適合ができないと感じる精神疾患です。それが慢性・重症化するとうつ病と言われています。

 

サラリーマンの生活でいうと、仕事(ストレス)が原因で心に不安や緊張を抱いた状態が長続きしてしまい、意欲を感じられず、不安や緊張、さらには吐き気やめまいなどの身体的症状まで出てしまうことがあるようです。適応障害は、明確なストレスの原因となるものがわかっている場合が多く、職場から離れる休日などは適用障害の症状を感じることがないようです。

 

また、適応障害うつ病の一歩手前の状態といわれています。上記に上げた適応障害の症状が慢性的に強く感じられる場合が、うつ病となります。やる気が起きないため何をするにも億劫になってしまい、今いる環境で求められていることに適用できない状態に長い期間なってしまうことです。

 

以上のような適用障害の説明を目にした後、私の生活を振り返ってみるとやはりそのようになる原因はたくさんあったんだなと実感いたしました。

 

そもそも、海外大学を卒業して日本に帰ってきて、こてこての日本企業に勤め始めてから逆カルチャーショックの毎日でした。社員旅行で新人が恥さらしの芸をしたり、上司にお酌をしなければならなかったり、先輩に気を使って異論があってもなにも言えなかったり、等々。

 

今週の日曜日の朝からなんとなくだるいような気分があって、その日に行こうとしていたセキュリティイベント、Capture The Flag(CTF)をキャンセルして自宅でじっとしていました。

 

翌日の月曜日の朝は無理して身体をベッドから起こしたものの気分がだるく、朝食も食べる気にならないまま始業時間ぎりぎりまで会社に行くか行かないか迷った挙句に出社。確かPharell WilliamsのHappyを聴いて無理やり元気を出そうとしていました。

 

先週から引き続いている脆弱性対応に関するメールのキャッチアップを行いつつ、メールの返信をしていたところ、私の返信に対して「いみがわかりません」と一言かえって来ていました。そのときですかね、私の中で糸が切れてしまったような気がしました。そのメールでは意味わからないメールを返信したことに対して謝りのメールをしたのですが、それ以降は一切何もする気になれず、早退してしまいました。

 

以降の二日はずっと寝ているだけ。不安と罪悪感と後ろめたさと葛藤にかられながら暗い部屋で何もせず過ごすというのはなかなかしんどいことです。寮に住んでいるので食堂しか食べ物へのアクセスがなく、研修中の新人君たちが我が物顔で食堂を占拠している中ひそひそと食べる晩御飯はなかなかしんみりくるものがありました。いや、そんなことを感じている余裕もなく、ただただ暖かいシチューを口に運んでいた気がする。

 

そして本日、会社を再び休み当日予約のできるメンタルクリニックへ。

 

1時間程度の臨床心理との問診がありました。どうして今のような症状になってしまったのか、何が起因なのか、少し具体的に掘り下げていってあまり思い出したくないようなことも話しました。話すことで少しは楽になりました。

 

問診を終えて、受付で待っていると精神科医に名前を呼ばれました。部屋に入ると、窓の目の前で白い部屋と家具に反射してすごいまぶしかった印象があります。患者さんのためを思ってできるだけ明るい印象をつくっているんですかね。気分がちょっと明るくなったなって感じました。

 

そこでは先ほどの臨床心理士との問診に関しての質問を受けて、診断結果と薬の摂取方法、これからの過ごし方についての話を頂きました。今は水曜日ですが、とりあえず今週いっぱいは会社を休むこと。軽い抗鬱剤である薬を飲んで経過を見る。すぐに結果が出る人もいるが、なかなか結果が出ない人もいるのでその場合は長期間休む必要があるかもしれないね、とのこと。

 

後ほど、その旨を部長にも報告して休みの了承、今後のことに関して話しました。このような状況までもすごい理解してくださる方で、私にかける言葉も優しく、本当に上司に恵まれているなと実感いたしました。

 

これからまたどうなるかはわからないですが、落ち着いて経過観察をしていきたいと思います。